リアーナが華麗に遅刻! FENTYの新作ローンチで語った新たな音楽への思い

ミュージシャンから大物実業家に華麗に転身したリアーナが、自身のイベントに5時間近く遅れて登場しました。報道陣が文句も言わず何時間も待ち続ける数少ないセレブのひとりだけあり、このような大御所感ある登場はいかにも彼女らしく、ある意味期待通りでした。

しかし、今回の遅刻は単なるマイペースのせいではなく、しっかりと正当な理由があったよう。「ロンドンで作曲するのが大好きなんです」と彼女は『VOGUE』に語ってくれました。「ここでの一番の楽しみなんです。ロンドンは、自分の中で新しい発見をしたり、何にでもなれるような気持ちにさせてくれるんで不思議です。自分に限界はない感じがして。なぜかわからないんですけれど、いつもここで最高の作品を生み出してきたし、少なくとも自分のアルバムの方向性はロンドンで決めてきました」

今回ローンチされたクリーパーと同じブラウントーンのテーラードアンサンブルを纏っていたリアーナに、これまで着てきたレッドカーペットルックの中で後悔しているものはないかと尋ねると、突然デジャヴに襲われたようでした。「なんでそんな困らせるような質問するんですか!」と彼女は手に提げていた『VOGUE』の「ジョリー マダム」で顔を隠し、ぎこちなく笑いを堪えました。

「でも、そうだ、ちょっと皮肉なことに今日着ているルックに似ていました。淡いブラウンのドレスで、みんなとても気に入っていたんだけれど、当日着てみたらUPSの運送ドライバーみたいで、イケてなかったです。とにかく、レッドカーペット向きではありませんでした」

クリーパーシューズがエモ(心情を吐露するようなメロディアスなロックミュージックの一種)文化の礎であることを考えると、リアーナは今年、多くのセレブに倣ってオルタナティブへと路線変更を目論んでいるのか。「私は魚座です」と彼女は温かいまなざしで言う。「魚座はエモいんです。魚座を一言で表すならエモです。てこでも動かないし、線引きするけれど、楽しむことも忘れない。対照的なものが隣り合わせなのが好きなんです」

案の定、彼女は2015年のMet Galaで纏ったGuo Peiのドレスを、自身のファッション史で最も輝かしい瞬間のひとつだと認める。「誰もが一生忘れることのないルックでしょうし、アナ(ウィンター)から与えられた課題をクリアできるデザイナーを見つけたときの気持ちはずっと忘れません」とリアーナは語る。「ああ、あとそうだ! みんな意外に思うかもしれないですが、Rodarteのクロップドトップとスカートも個人的ベストルックのひとつですね。あと彼女が作ってくれた(アフター)パーティー用のルックスも。お尻の割れ目がちょこっと見えるやつ」

2024年のMet Galaのルックスについて聞くと、これまた全く意外性のない答えが返ってきました。「何かしらフェンティのものを着て行きます! フェンティ ビューティー(FENTY BEAUTY)、フェンティ スキン(FENTY SKIN)、フェンティ(FENTY)……」」。しかし、控えにまとめ上げると言う。「これまでくだらないことをたくさんしてきました。乳首を出したり、パンティを見せびらかしたり。でも今は母親として、そして成長した若い女性として絶対にやらないと思うことが出てきました。嘘でしょ? 乳首見せなんて本当に自分がやったこと? なんて思うんです」。控えめとは言えど、必ずインパクト大なルックスで今年のMet Galaに彼女は登場することでしょう。

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